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イラスト料金の相場と決め方|副業・初心者向け料金設定の完全ガイド

イラスト 副業の仕事を始めると、
「イラストの料金はいくらが妥当なの?」「相場が分からず不安」「自分で料金を決めたいけど基準がない」
と、料金の悩みに必ずぶつかります。
これは、イラストを依頼するクライアント側も、描くイラストレーター側も共通の悩みです
安くするとモチベーションは上がらないし、高くしたら依頼が来ないかもしれないし、価格設定が難しい。
ベースになるものがないからね。
フリーランスと副業では、実は料金の考え方も少し違います。
このサイトでは「疲れないイラスト副業」をテーマに、無理なく続けられる価格設定を、私自身の経験をもとにお伝えしています。
この記事では、副業イラストレーターとしての経験から、
- イラスト料金の基本的な考え方
- 用途別のイラスト料金相場
- クライアント様の予算を提示された場合の考え方
- 料金表は出した方が良いか
- イラスト料金の決め方(初心者〜副業向け)
について、分かりやすく解説します。
「高すぎて依頼が来ない」「安くしすぎて疲れてしまう」
そんな失敗を避けるための、副業で疲れない料金設計を目指した内容です。
イラスト料金が分かりにくい理由
イラストの料金は物販の商品と違って定価や希望小売価格みたいなものがなく、各イラストレーターによって値段も違います。
制作ボリュームによっても違うよね。
イラスト料金が分かりにくいのは、
- 定価や希望小売価格がない
- スキル・クォリティ・作風・経験値に差がある
- 商用利用・著作権譲渡など条件によって変わる
- ご依頼いただく詳細内容を聞かないと作業ボリュームが分からない
イラスト制作は「モノ」ではなく「サービス」に近い仕事です。そのため料金に幅が出やすいという特徴があります。
また仕入れ原価がほとんどかからないため、イラストレーターごとに価格差が出やすいのも理由のひとつです。
こうした背景から、料金表をあえて提示していないイラストレーターも少なくありません。
では、どのようにイラスト料金を決めればいいのでしょうか。
その答えを考えるために、まずは料金が決まるポイントを理解することが大切です。
イラストの料金を決める主なポイント
「仕入れがないんだから安くしてよ」って言われたんだけど
「それはタダ働きしろ」って言われているのと一緒だよ。
それに制作する労力以外にも原価になるものはあるんだよ。
イラストの料金を決めるのには基本的なルールなどはありません。好きなようにつけても問題ありません。
ただそれではイラスト副業をやるうえで疲弊していくので、料金を決めるポイントを知っておくことは大切です。
以下がイラストの料金を決めるポイントです。
制作時間と作業量
まずは一番大きな原価となるのが制作時間と作業ボリュームです。
ラフの制作から納品までには多くの工程が含まれます。もちろん作業時間が長くなればなるほど、料金は高くなるのが基本です。
副業ならそこまで厳密にする必要はないかもしれませんが、イラスト制作でかかる時間を各工程ごとに計測しておくのがオススメです。
- ラフを丁寧に描いてかかる時間
- 線画にかかる時間
- 背景を描く時間
- 着色にかかる時間
ラフは丁寧に描いた時間を計測するのがオススメです。
普段の自主制作はざっくり描いても問題ないですが、仕事ではクライアント様に確認していただくので丁寧にラフを描くことが大事だからです。
「CLIP STUDIO PAINT」なら制作時間の計測ができます。
作業時間を確認する方法
\ イラスト制作の便利な機能が充実/
制作時間を計測することで、「時給がいくら欲しいか」の視点で金額を考えることが出来ます。
(例:ラフ1時間+線画2時間+着色2時間=5時間 時給1,200円×5h=6,000円)
イラストの内容・難易度
イラストの料金を明確に決めにくい理由のひとつが、描く内容によって価格が変動する点です。
制作するボリュームや難易度によって、必要な作業時間や労力が大きく変わります。
例えば、
- バストアップ(胸から上)か全身か
- 背景の有無
- 描き込み量の多さ
- 複雑なイラストかシンプルなイラストか
といった要素によって作業時間や労力が大きく異なるため、内容に応じて価格増となります。
重要なのは、内容をしっかりヒアリングし、作業時間を想定することです。ここを見誤ると、「労力の割にまったく稼げない」という状態になりやすくなります。
イラストを描く以外にも重要なスキルだね。。。
どうやって身につけるの?
こればっかりは経験と失敗を重ねることが一番の近道です。
ちなみに、私自身もこれまでにたくさん失敗してきました。
ただし、失敗のリスクを下げるために、ヒアリングの段階で気をつけておきたいポイントがあります。
以下は、私が実際の経験から意識している確認項目です。
より効率的な方法もあるかもしれませんが、トラブルや見積りミスを減らすための参考にしてみてください。
ヒアリング時に確認しておきたいポイント
- 何に使うイラストか(可能であれば希望の画像サイズ)
- 希望のポーズ・構図・表情があるか
- イラストに必ず入れたい要素や小物
- 背景の有無、または背景の希望
- 服装・髪型・髪色の指定があるか
- 参考イメージや資料の有無
特に⑥の参考イメージや資料は重要です。言葉だけで説明するよりも、イメージを共有したほうが認識のズレが起きにくく、作業時間や難易度の見積り精度も高くなります。
参考イメージは、自身のポートフォリオから選んでもらうのが一番分かりやすいですが、他のイラストレーターの作品や写真などでも問題ありません。それだけでも、作業内容の想定がしやすくなります。
また後から参考イメージにないご要望が出てきたときに、「追加料金が発生する」ことを説明しやすくなります。事前に線引きができることで、後出し要望によるトラブルを防ぐ効果もあります。
使用用途(商用利用・2次利用)
ご依頼のイラストにおいて、著作権は原則イラストレーターにあります。
そのためご依頼のイラストであっても「使用権」のみを得る形になります。最初に「何に使うか聞く」のはその目的もあります。
イラスト副業を始めたばかりの頃は、あまり気にしすぎる必要がないかもしれませんが、経験や実績が伴ってきたタイミングや企業案件を受けるようになると、この使用用途は重要です。
商用利用
イラストを使って利益を得る目的で使用すること
利用例
- グッズ販売(Tシャツ・キーホルダー・アクスタなど)
- 商品パッケージ・ラベル
- 有料コンテンツ(LINEスタンプ・ストックイラストなど)
- 企業のチラシ・WEBサイトに使用
2次利用
依頼時に聞いた使用目的以外で、そのイラストを他の媒体などに使うこと
厳密には「使用目的・媒体・使用期間」を事前に決めて契約書に入れる必要があります。
無断で二次利用されてしまうと、本来であれば請求できるはずの二次利用料を受け取れないという問題があります。
それだけでなく、イラストレーターの知らないところで作品が使用されることで、別の依頼者から似た内容の案件を受けた際に、意図せずバッティングしてしまうリスクも生まれます。
実際、企業案件では「競合他社とバッティングしないか」を事前に確認されるケースも少なくありません。
使用用途や利用範囲を明確にしておくことは、料金だけでなく、今後の仕事を守る意味でも非常に重要です。
実績・経験・スキル
経験年数や実績が増えるほど、イラストの料金が上がっていきます。
また個人案件と企業案件でも価格は変わってきます。
実績や経験があることで
- クォリティーが安定している
- 納期や進行管理がスムーズ
- 著名イラストレーターなら宣伝効果もある
といった点でクライアント様側にとってもメリットがあります。
また実績や他のイラストレーターにないスキルがあることで、価格だけで比較されにくくなり「この人に依頼したい」となります。


【用途別】 イラスト料金相場(副業向け目安)
ここでは、よくある依頼内容ごとのイラスト依頼料の相場を紹介します。(副業・フリーランスの目安)
| 内容 | 相場価格の目安 | |
|---|---|---|
| SNSアイコン | バストアップ・背景なし バストップ・背景あり | 2,000円~6,000円 5,000円~10,000円 |
| キャラクターイラスト | バストアップ・背景なし バストアップ・背景あり 全身(立ち絵)・背景なし 全身(立ち絵)・背景あり | 4,000円~10,000円 6,000円~10,000円 8,000円~30,000円 10,000円~70,000円 |
| カット・挿絵 | 1カット | 1,000円~10,000円 |
| サムネイル・WEBイラスト | 背景・デザインあり | 3,000円~30,000円 |
| ジャケットアート | 背景・デザインあり | 5,000円~70,000円 |
| 商品パッケージ | 背景・デザインあり | 10,000円~200,000円以上 |
| 書籍表紙・メインビジュアル | カラー・背景あり | 30,000円~150,000円以上 |
上記はあくまで目安となりますが、実績や経験だけではなく絵柄によっても価格は様々です。
また最初の頃は実績や経験を得るために価格を安く設定することもあります。
最初の価格設定に悩んだら、ココナラ・ランサーズ・SKIMAなどのスキル販売サイトで、ご自身と似たテイストの絵柄や画力の人を参考にするのもオススメです。


イラスト料金表を出すべきか?
「イラストの料金表」は作って出した方がいいのかな?
明確に出しておいた方が、依頼される方にも分かりやすくはなるけど、価格は内容によって変動するよね。
固定価格ではなく、目安価格やベース価格として提示するのがおすすめです。
料金表に入れておく項目
料金表には、以下のような項目を入れておくと分かりやすくなります。
- 基本料金(バストアップor全身 背景単色)
- 背景追加料金
- 小物追加料金
- 人物追加料金
- 商用利用・2次利用 料金
- お急ぎ対応 料金
「内容によって変動します」「詳細はご相談ください」といった一文を添えておきましょう。
イラスト副業を始めて、実績や経験が少ないうちは料金表を出した方が依頼も受けやすい傾向があります。
特に個人案件では料金表があることで、「このくらいの予算でお願いできるんだ」と安心してもらいやすく、
お問い合わせのハードルも下がります。
ただし、将来的に単価を上げたい場合や、企業案件を増やしていきたい場合は、料金表の露出を少しずつ減らしていくのも一つの方法です。
料金表があると、どうしてもその価格を基準に見られやすくなり、経験や実績が増えても価格を上げにくくなることがあります。実績に合わせて少しずつ価格を見直し、段階的にステップアップしていくことが大切です。
私の場合、始めたばかりの頃は「安く見られたくない」という、今思えば少し謎なプライドがあり、SNSなどには料金表を出していませんでした。
その結果、実績も少なかったため、「仕事として依頼している」という印象を持ってもらえず、無料で描いてほしいというDMが多く届くようになりました。
今からイラスト副業を始めるなら、料金表は迷わず出します。
料金を明示することは、ご自身を守り、仕事として扱ってもらうための大切な一歩でもあります。
イラスト料金の決め方【初心者・副業向け】
ここでは、これからイラスト副業を始める方に向けて、無理なく続けるための料金の決め方を、ステップ形式で紹介します。
ラフ/下書き・線画・着色まで、1枚のイラストにかかる時間を計測しましょう。
それぞれの工程ごとに時間の把握ができると、制作内容に応じて正確に価格を見積もれるようになります。
次に、最低限の時給を決めます。
目安としては、厚生労働省が発表している最低賃金が参考になります。
在宅で出来る副業といえ、最低賃金を下回っては依頼を受けるごとに疲弊していきます。
イラストの難易度が上がると、作業工程が増え、制作時間も自然と長くなります。
その分は、時給単価や追加料金として価格に反映させましょう。
商用利用については、始めたばかりのうちはあまり意識しなくても問題ありません。
ただし実績や依頼が増えてきたら、商用利用料や二次利用料を追加することも検討していきましょう。
じつはこれがかなり大事なステップです。
価格を見直さないまま同じ金額で依頼を受け続け、「思ったより稼げない」と感じてしまうイラストレーターは少なくありません。
実績や依頼数が増えたタイミングで、価格を段階的に調整していきましょう。
クライアント様からの予算提示・値引き対応の考え方
予算の提示があった時の考え方
クライアント様から予算の提示があったんだけど、ちょっと安くて。
受けようかどうか迷って・・・
せっかくだからご依頼を受けたいよね。
どう考えたらいいか、私なりの考え方を伝えるね
クライアント様から、あらかじめ予算と依頼内容を提示されることはよくあります。
提示された予算が、ご自身の見積り金額より高ければ問題ありませんが、「思っていたより安い」と感じるケースも少なくありません。
そんなときに、私が意識している考え方を紹介します。
- 実績として価値がある案件かどうか
大手企業や有名な案件など、実績として公開でき、今後の宣伝につながる案件であれば、
多少予算が低くても受ける価値がある場合があります。
広告宣伝費として考えれば、その価格差を補える可能性があります。
またその案件がきっかけで、次の仕事につながる可能性もあります。 - 予算の範囲内でできる内容を提案する
予算が低いからといって、無理にそのまま受けてしまうと疲弊します。
とはいえ、せっかくいただいたお問い合わせを、お断りしてしまうのも勿体ないです。
あまりにも相場とかけ離れていなければ、「このご予算でしたら、こういった内容で対応できます」と、こちらから提案し直すのも一つの方法です。
クライアント様も「社内で使える予算が決まっていたり」、または「イラストの相場が分からない」といった理由で予算を提示していることもあります。
こちらから提案することで、予算を増やしてもらえたり、提案した内容でそのまま依頼につながることもあります。
それでも条件が合わない場合は、無理に依頼を受ける必要はありません。
値引き交渉があった場合
よくあるのが「今後も継続案件になるかもしれないので、値引きしてください。」です。
私の経験上、この言葉が出た案件は、
実際には継続案件にならないことがほとんどでした。
正直なところ、価格交渉の定型文のように感じています。
ただイラストの場合は継続案件になっても、すぐに制作コストが下がるわけではありません。
制作コストが下がる可能性があるのは、
- 何度か制作することで修正回数が減る
- 作業の進め方に慣れて制作時間が短縮される
といった点です。
そのため2~3回の継続ではコストはほとんど変わりません。
何度かご依頼を頂いて、クライアント様から交渉があった場合は対応するのもアリだと思います。
最初のご依頼からの継続前提での値引き交渉には注意しましょう。
まとめ(イラスト料金は「自分に合った基準」で決めていい)
イラストの料金には正解はありません。
まずはご自身の目的と制作コストのバランスで考える事が大切です。
- 制作コスト(制作時間・最低時給・使用目的)を把握する
- 価格の相場を把握する
- 無理なく続けるために、納得できる金額で受注する
- 価格表の提示は、初期の頃は提示した方がよい
- 予算提示があった場合は、予算の範囲で出来ることを提案する
以上の点を意識して、自分なりの料金基準を作ることが長く続けるコツです。


